助手席に乗られる方へのアドバイス

■ 助手席に乗られる方へのアドバイス

ペーパードライバーの方や運転初心者の方は、恐怖心を持っています。
運転技術を教える事より、恐怖心をなくす事を心掛けて下さい。

殆どの方は、ブレーキとアクセルの踏み方が上手に出来ません。
踏むか離すかのどちらかになり、途中で止めて保持する事を教えてあげて下さい。
ブレーキをゆっくり踏み込んでいき減速しだしたらそれ以上踏み込まないで保持する感覚を
実践で覚えてもらうのです。

女性がアドバイスを受けている画像

目線が近すぎて遠くの状況を把握できてないのでブレーキを踏む時期が遅れます。
踏み始める時期が遅くれる事に恐怖心も加わり、近くにきてから慌てて強く踏みます。
ブレーキは「車を止めるもの」でなく、「スピードを減速するもの」の意識がいいです。
車を止めたい場所(信号や停車中の車など)を早く見つけ、ブレーキを軽く踏み込んで減速しだしたら
それ以上踏み込まないで、そのまま我慢していればどんどん減速していく事を知って欲しいのです。
踏み加減が軽過ぎた時に、補助ブレーキで助けてあげて下さい。
どのくらいの位置からどのくらい踏み込めば思った所で止まるが分かると恐怖心は無くなります。
減速が出来る様になると、考える時間ができるから心に余裕もでき、周りの状況も見れる様になります。
ペーパードライバーは周りの方が思っている以上に緊張と頭の中が目一杯なのです。
アクセルを踏むのも加速か減速かでスピードに安定がありません。
ブレーキの踏み加減を覚えると、アクセルのふみ加減も分かる様になりスピードも安定します。

もう一つは、ハンドル操作が大き過ぎます。
殆どの事故はハンドルを切った時に起きてます。
車線変更の時に、早く移らなければの思いが働き、急ハンドルになってます。
運転で一番危ない行為は、急ハンドルと急ブレーキです。
車線変更は周りの流れに合わせる事が大事です。
スピードをコントロールできるようになれば、車線変更も出来るようになります。

車庫入れ、小道と色々な課題がありますが、まず最初にブレーキ操作を教えて下さい。
踏み加減を教えるには、弱過ぎの感覚も知る必要があります。

弱過ぎるなと思っても直ぐ補助ブレーキを使わず少し我慢して下さい。
教えるには忍耐と我慢が多少必要です。

練習は小道や路地より大通りの方が安全です。
なぜなら、人身事故は路地の方が圧倒的に多いからです。
ペーパードライバーの多くは大通りが怖く路地で練習します。
人身事故を起こさない事を何よりも優先し、スピードコントロールを覚えてから
路地の練習をするのがいいと思います。
安全で楽しい運転が出来るようになる事を願っております。